物語について
『キャラクターズ』は作者:桜井遊介が初めて手掛ける本格長編小説。
Aサイド=中原トモヤ、Bサイド=佐々木敦の二人を主人公として、同日・同時刻の出来事が、異なる視点から相互にリアルタイム進行していく。
ある晴れた秋の日、秋葉原の駅前でトモヤが見つけた、まるで魔法使いのような美少女・エリシア。彼女は何者なのか。そして彼女の使う『魔法』とは一体、何なのか。
純文学、ライトノベル、ミステリー、サスペンス、ロマンス、SF、ファンタジー、全ての要素が詰め込まれた、分類不可能な「総合小説」がここに完成。
執筆5年、完全改稿4回。総文字数88万字超の超大作が、今はじまる——。
Aサイド中原トモヤ
少年(16歳)
Bサイド佐々木敦
警官(48歳)
作者について
桜井 遊介
1991年生まれ。栃木県出身。2021年末、コロナ禍に30歳を迎えたことを機に小説を書き始める。
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ブログ:keroxpのScrapbox
主な登場人物
中原トモヤ
Aサイドの主人公。地方の高校を中退し、東京で高卒認定の予備校に通う少年。新生活に馴染めず、似た境遇の仲間たちと『ラボ』に集う。
「——エリシア、君は本物の魔法使いなのか?」
エリシア
ある初秋の日、トモヤがJR秋葉原駅の駅前広場で見つけた、まるで魔法使いのような美少女。地球上に存在しない未知の言語を喋る。
「——XX、XXX、XXXX?」
春日あまね
『ラボ』のメンバーで、ニートの少女。エリシアを見つけたトモヤの『助け舟』として呼ばれる。
「——は? なにそれ、なんかキモ」
中村さん
トモヤたちアウトサイダーの少年少女の溜まり場『ラボ』を主宰する、謎多き青年。
「——覚えとけ、いつかきっと役に立つ」
佐々木敦
Bサイドの主人公。駅前交番の箱長を務めるベテラン警官。トモヤとエリシアの邂逅に居合わせたことから、数奇な運命に巻き込まれていく。
「——やっぱり、俺は人を信じたいんですよ」
物部一
佐々木の上司。秋葉原警察署地域課の課長代理を務める元・本庁捜査一課のエリート刑事。エリシアの行方を追う佐々木に冷静な忠告を促す。
「——その話、本当なの?」
黒田聡
佐々木の部下。警察学校を卒業したばかりの新人で、警察官としての強い正義感を持つ。とある事件をきっかけに、『魔女』の幻影に取り憑かれていく。
「——コーヒー、甘いのでいいんでしたよね?」
虚代ワタル
年に十冊以上の新作を執筆する、国内で大人気の小説家。その新作発表イベントで大きな事件が巻き起こることに。
「——『魔法使い』という言葉には、『魔法』の方にこそ定義が必要です」
スズキ・ヒトシ
交番勤務中の佐々木の前に現れた、サラリーマン風の男。芸能事務所のマネージャーを名乗り、『魔法使い』を探していると話を切り出す。
「——外タレ、お分かりになられます?」
シノノメ・ジューゴ
青いツナギを着た風体の悪い中年男。深夜、末広町の繁華街で無銭飲食騒ぎを起こし、夜勤中の黒田に絡む。
「——なんだ? 随分お優しいんだな。日本の警官ってのは」